0人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
一人の男性が鈴華の腕をつかんでいる
光汰の手をつかんだ。
「テメェ何すんだ!!離せ!」
「いやだってぇ、鈴華泣いてんじゃん?
そっちが離しなよぉ」
男性は笑顔でそういった。
「うるっせぇよ!!大体お前が入っていい話じゃ」
「いいから離せよ」
男性は光汰の手を今まで以上に強くつかみ
光汰の顔に自分の顔を近づけた。
「離せって。な?」
「.......チッ」
光汰は男性の笑顔の先にある恐怖に怖じ気づいたのか
渋々鈴華の腕を放した。
長い間強い力で掴まれていた鈴華の腕は
真っ赤になっていた。
「鈴華、大丈夫?手、痛かったね。」
「うん...ありがとう湊斗(みなと)」
最初のコメントを投稿しよう!