眠り屋まむ。

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小生は眠り屋まむ。 友人と集まり、学校の宿題をしている。 ひたすら計算を続けたあと、漢字の書き取りをしている。 「なぜ計算をするのだ」 「分からないものが分かるようになるのが楽しいんじゃないか」 「それはそうだが」 釈然としない。 庭を眺める。蝶が秋晴れのなかを庭を優雅に飛んでいた。 小生は自然が好きで自然の秘密を解き明かしたいから、学校の宿題をするのではないだろうか。 計算機もそうだ。計算機には個性や愛着がある。だからこそ、計算機を敵視することは、個性ある人間、つまり人間性を愛していないのだ。
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