同窓会

10/33
前へ
/1273ページ
次へ
とりあえず、ビールをもらって。 1人縁の方で飲む。 そのうち千秋も来るだろう。 それまで、とりあえず1杯。 アルコールは、強い方だ。 お酒大好きなかっちゃんに教えられたお酒。 私も大好きになった。 もともと強かったんだと思うけど。 今日は、並べられた食事はビュッフェ方式。 ドリンク類は、飲み放題とのこと。 千秋が来るまで、話す相手もいないし。 とりあえず楽しもう。 そう思っていたら… 「久しぶり、松井」 隣から声をかけられて。 その声に胸がはねる。 いや、そんなはずない。 彼が私に話しかけるはずがない。 「白井待ってるの?」 そっと振り向くと。 竹元だった。 「あ…うん…そう。もうすぐ来るらしいから…」 とりあえず答えるけど。 内心心臓バクバク。 え?なんで?? 中学生の時だって、それほど親しかったわけではないのに。
/1273ページ

最初のコメントを投稿しよう!

66人が本棚に入れています
本棚に追加