同時進行

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まりあ「え、はい……」 なんでわたしが気まずくなってるんだか。 ケント「別の男と行くくらいなら、俺といってくれればいいのに」 まりあ「うそつきですね。 本当は女なら誰でもいいくせに」 ケント「つれないな。 まりあと行ってみたいよ、海外」 こんなチャラ男がいうセリフに、 素直に喜んでいる自分が嫌になる。 私たちはいつものように、ケントの家にいった。 そしていつものようにケントは部屋でお酒を振舞ってくれた。 まりあ「ちょっとマサヤに聞いたんですけど、 ヤった女の子の写真を集めてるって本当ですか?」 ケント「ブホっ、ゴホゴホ。 マサヤなんてこと暴露してんだよ⁈ アホか、あいつ!」 まりあ「げ……本当だったんだ。 それ見せてくださいよ」 ケント「それ本気?まじでみたいの?」 まりあ「興奮しそうだから、 見せてください」 なんとも言えない気持ちになりそうだが…… これでケントを嫌いになれるなら、 いっそのこと嫌いになりたい、という思いから 見せるようお願いした。
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