16人が本棚に入れています
本棚に追加
/90ページ
「さっき、別の男振ってたよね。
それ見てたけど、やっぱりお姉さん気になるから
勇気出して声掛けちゃった」
まだ全然シラフなのに
頭がしっかりしてる状態でわかる、
わたしのタイプの男の子だった。
こんな子には毎週のようにクラブに行ってても
なかなかお目にかかれない。
落ち込んでいたわたしに
神様がプレゼントしてくれたのだろうか……
爽やかな顔に、
笑顔がかわいくてケントに似たタイプの男の子だった。
まりあ「そうなんだよね。
それなのに声掛けてきたのすごいね」
ユキト「断られるの覚悟だよ」
そんなセリフを、笑顔でサラリと言ってのけるこの男の子は
ユキトといって、自衛隊をしている年下の男の子だった。
1時間ほどユキトと一緒に飲んで踊り、
その時間を楽しんだ。
萌「あ!いい感じの男の子見つけてる。まりあのタイプじゃん」
萌がコソッと耳打ちしてきた。
さすが付き合い長いとわかるもんだ……
まりあ「一緒に出ようかな。楽しい時間過ごせそう」
萌「落ち込んでるまりあにプレゼントが舞い降りたね!」
本当にそうだね。
ユキトとわたしは一緒に出ることにした。
最初のコメントを投稿しよう!