同時進行

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ケント「えっ……そんな風に思ってたの…?! 俺…… まりあのことは好きだけど、 まりあも他の男と海外旅行いくし、別に好きな人がいて、俺のことまあ好きなのかなくらいに思ってた。 そんな本気で好かれてたなんて、全然気づかなかったよ……」 まりあ「いや……… 別に気づかなくていいって思って接してたので。 やっぱり付き合うってなったら、 今でも他の女と浮気してるのかなって思いながら、付き合うのは無理だし。 でも、結婚したいって一途に想ってた人がいたのに、わたし…… もう無理で……」 自分でも何がしたいのかわからなくなっているのはわかる。 付き合いたいとは思わないけど、 愛してる人がいるのは嫌だ、 要はこれを私が言いたいのだ。 わがままな思考なのは重々承知しているが 恋愛とはそれの繰り返しなのだろう。 仕事と違って、正解がない恋愛……… 各々の感情的な考えで動かされる恋愛…… 私は、恋人達の街プラハで、心をズタズタにされた一夜を過ごした。
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