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御肉を食べ始め、直ぐに無くなったボリスはやって来てエリンギやホタテを乗せれられば、嬉しそうに口へと運び
ルナには、御肉やキャベツを与える
「 ホタテ美味いな?悪くない 」
「 ですね!サザエも持ってきてるとか…凄い…豪華 」
「 スーパーで由羅が買ってた。御前、貝類平気?海老もあるけど 」
「 ネギ類以外なら何でも食べれるよ 」
「 ほぅ、んじゃ…どんどん食え 」
「 はい! 」
焼くスペースは広い為に、色んな物を其々のヶ所で焼く
そのお陰で、彼等の食べるスピードには間に合うんですよね
流石、社員が集まってバーベキュー開く為にある場所だと思う
「 すまない、遅れた 」
「 お、拓海〜!おつかれー 」
「 お疲れ様、先に始めてますよ 」
ビニール袋を両手に持った社長が到着し、何を買ったのか気になれば、彼は片方のビニール袋からそれを取り出した
「 これ、買っていたんだ 」
「 おぉ!!花火じゃん!後でやろうぜー! 」
「 楽しそうだろう?バケツもあるから、やろう 」
確かに若い子もいるからそれはいいですね、と納得すれば、社長はテーブルに買い物袋を置き、上着を脱いでは袖捲りをする
「 猫澤くん、食べてないだろ?交代しよう 」
「 大丈夫ですよ?摘みながらやってるので 」
其処まで食べてないわけじゃないと傾げるも、彼は笑った
「 買い物袋も見て欲しいし、交代で 」
「 分かりました。必要無さそうなものは開けないでいますね 」
「 そうしてくれると助かる 」
確かに何でもかんでも出してたら、後片付けが大変だと思い、ビニール袋を開けばなかには私が持ってきてないものがあった
「 そうそう、飲み物忘れていたんですよ。お水配りますね 」
「 お、欲しかったんだ 」
「 俺も俺もー! 」
食べ物ばかり考えていたせいで水が無かったと改めて思えば、紙コップを並べて椅子に座ってるロボとルディの前に置き、もう一つはボリスに渡し、ルナには水皿の中へと入れて置く
「 ふはー!騒いで喉カラカラだったから良かった!もう一杯! 」
「 御前は遊んでただけろ 」
「 はは、でも暑いからね 」
「 君達、焦げるぞー? 」
「「 貰う 」」
水を其々に飲んでからまた物を取りに行く様子を見た後に、ビニール袋を確認する
「 マシュマロ…、これ私、好きなんです…! 」
「 なんだそれ? 」
「 焼くんですよ。食べてみますか? 」
これは確かに盛り上がると思い、ステンレス製の焼き串の先端に其々付け、社長の元に行き、少し端の方で焼いていく
傍で見るロボとルディに、全体的に焼目が付いたのを差し出す
「 どうぞ!熱いので気をつけてくださいね 」
「 おう 」
「 甘い匂いがする… 」
二人に渡せば其々手に持ち、熱くないのを確認してから、ロボは口へと含んだ
「 あつっ!ぁ、ふっ…ん!? 」
熱いでしょうね、って見て納得していれば彼はハッと顔を上げ、少し噛って食べたルディと視線が重なる
「 美味しい! 」
「 甘くてうまいな! 」
「 刺してから焼いてみてください。余り近づけないように 」
「 おう! 」
「 やってみたい 」
其々に串を渡してマシュマロの入った袋を向ければ、彼等は取り見様見真似で焼き、焼目が付いたら回転させる
ちょっと焦げたロボは、其れでも食べれば驚いたように、マシュマロを取り見詰める
「 マシュマロジジ!こんなに美味かったのか!? 」
「 いや、家のマシュマロと違いますからね。お祖父ちゃんは食べないであげて下さい 」
「 そうか、このマシュマロは美味いな 」
「 うん!ふわふわして、中トロッとしてます 」
「 なになにー?焼きマシュマロやってんの?俺もやるー! 」
流石、社長
盛り上がるの知ってますね、と思い私も焼きマシュマロを何個か食べ、空のお皿に肉と野菜が乗れば、テーブルに戻る
もう、彼等はテーブルに戻ることをせずにその場で皿に入れて食べてますが、
明日羅家の彼等と定期的にバーベキューしてる時と似てますね
ほぼ、肉しか食べずに焼いてる周りでワチャワチャして、他のメンバーは遊んでたり、話をしていた
そんな風に見えると微笑ましく眺めては、私の方で準備してたのが無くなりそうだった為に、社長の肉を使い始める
「 …A4ランクの肉…いいですか? 」
「 ん?構わないぞ。どんどん焼いてやってくれ 」
「( 流石、社長… )」
高い肉がどんどん焼かれて、彼等にその味の違いが分かってるのかも分からないぐらい、食べてるから安くてもいいんじゃないかな?って思ってしまう
まぁ、社長も焼きながら食べてるのでいいでしょ
「 ロボ、焼きビーフン作ってー 」
「 材料あったし、仕方ないな 」
「 やりー!! 」
ボリス、ロボの使い方上手いですね
流石…仕事場で色々教えてるだけある
「 父さん、食べてる? 」
「 食べてるぞ、君等が数kg単位で食べてるだけで、結構食べてる 」
「 ならいいけど…。あ、その大きなウィンナー欲しい 」
「 はいよ 」
そうなんですよね…
普通、バーベキューって男性一人三百gぐらいと野菜やら魚介があるだけで十分なんですが…
彼等の胃袋は狼ですからね…
特にバーベキューが楽しいのでしょう、
食べる手が止まらないのが恐ろしい
一人当たり三kgとか食べてるんじゃないですか…
「 ワフッ!( パパ、私もー )」
「 よーし、ルナには牛肉な 」
「 ワンッ!( やったー!分厚い、お肉〜お肉! )」
ルナちゃんも…相当食べますよね
「 あ、ルナの父親が…多分、俺達みたいな狼だからと思う 」
「 そうなんですか? 」
「 たまにあるんだよなー。発情した雄の狼が、雌犬とヤッて子供生まれんの。でも犬寄りだから人にはなれない。でもまぁ…俺の娘にはかわりねぇし?可愛いから良し! 」
なるほど…だからルナちゃんは、シェパードより少し大きいのですね
納得したと、頷いては彼女が食べる様子を眺めていた
だから、私達と然程変わらない物も食べれるんですか
「 骨付き肉、いい感じだなー?其々食べるか? 」
「「 食べる!/食う! 」」
骨付き肉って、普通…骨を退けるじゃないですか
彼等、一切退けませんからね…
ロボもルディも人の姿のままバリバリ音を立てて噛み砕いてるから、やっぱり身内だけでバーベキューする方が良いですね
「 骨美味いな。これ、後八本ぐらい欲しい 」
「 わかります!由羅さんある? 」
「 ありますけど…( 骨付き肉別腹ってどういうことですか… )」
「 やった、俺は七本貰いたいです 」
「 ワンッ! 」
「 俺は五本で!ルナは三本ってー 」
余分に買って来た私と社長の材料は、
若い彼等の胃袋へとすっぽりと収まりました…
私と社長は、流れで食べていたせいで
胃がはち切れそうって位に食べたんですけど…彼等の足元にも及びませんでした
「 由羅…食費、やばくないか? 」
「 食費に関しては考えるのをやめました… 」
「 だよな、流石に俺も狼三頭は凄いなって思ってる… 」
社長が凄いって言うなら、私は尚更ですよ
狼を二頭目なんて考えられません…
誰です、月に十万位でいいっていったの
嘘でしょ…
まぁいいですけど、その分働きますから…
「 花火しようぜー!!いえぇぇえい!! 」
「 あれやりてぇ。バクチクってやつ。前に山でやってる奴いた 」
「「 それはない 」」
〜 猫澤家 〜
※ロボ 1日分の量
朝 ジビエ肉 3kg
昼 3段弁当×2つ
夜 肉 手料理はおやつ 、その後 ジビエ肉6kg
188cm 93kg 体脂肪率 7%
約 1日 5万5千円(ジビエ1kg6千円前後)
※猫達
1匹辺り 1日 500円前後
計 11匹 で 5千500円
〜 犬塚家 〜
※ボリス 1日分の量
朝 牛肉 1キロ 人間用の朝御飯付き
8時頃 買い食い
昼 2段弁当1つ、唐揚げ弁当やら 買い食い
15時 買い食い
夜 牛肉 4キロ 人間用の晩御飯付き
178cm 68kg 体脂肪率 10%
約 1日 3万3千円(牛肉1kg6千円の高級肉)
※ルディ(成長期) 1日分の量
朝 牛肉 2キロ 人間用朝御飯、食パン1斤を食べながら登校
登校中のコンビニで唐揚げやらを買い食い
10時頃 コンビニのおにぎり5つがおやつ、
具はシャケ、牛肉が好き
昼 二段弁当×2つ、菓子パン5個、コンビニ弁当×2個
15時 2段弁当登場(3つ目)
部活終わり うどん屋で人間の友達と寄り道
彼だけメガ盛りうどんを食う(3.6kg)
夜 何食わぬ顔で牛肉 4キロと人間用晩御飯を食べる
夜食にインスタトラーメンに生卵入れて食う
※置き勉してるから、彼の手荷物全てが食糧
(高校1年生) 183cm 75kg 体脂肪率 9%
約 1日 3万8千円位
1日 おこづかい( 5千円前後 )
※ルナ(成長期) 1日分の量
朝 牛肉1kg 高級ドッグフード800g
昼 誰もいないから無し
夜 牛肉2kg 高級ドッグフード1kg
夜食 犬缶詰 2缶(400g)
体重 55kg スリム体型
約 1日 2万6千円位
※各家庭のお弁当や人間の料理に使われた
材料費は含まれてません
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