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前回言えなかった理由とは?(4月10日月曜日)
今日は少し嫌な話が出てきます。
苦手な方はご注意下さい。
今日は金曜日に言わなかったことを話すためにもう一回話さなきゃいけないんだけどその前にとある人に声かけしなきゃいけないんだよね…
四「おはよ」
?「おはよ、麻四香から声かけてくれるなんて珍しいな」
四「ちょっと用事があってさ」
?「何?」
四「あのこと先生に言いたいんやけど」
?「あー担任変わったもんな…」
四「どうする?」
?「面談の時ついて行ってもいい?」
四「じゃあ外にいてよ。呼ぶから。ついでにさ読んでおいてくれやん?」
?「わかった…了解」
放課後教室でまた面談…
斉「どう?いえそう?」
四「言えると言うか…ちょっと人呼んでいいですか?」
斉「えっ!?まぁいいけど…」
四「おーい!」
?「入っていいの?お邪魔します」
斉「えっ?海夜さんやん。なんで?」
夜「すいません…」
四「腕のこと話すには海夜が不可欠なんですよね。」
斉「そうなん?話してくれる?」
夜「…麻四香がこうなった原因が私なんよな…」
斉「どう言うこと?」
四「うーんと…」
?「もう!2人とも焦ったいな!言うって決めたんやったらいいな!」
斉「え?海弥さん?」
弥「すいません…急に入ってしまって…」
斉「えっ…いやぁ…大丈夫やけどな…」
四「元はといえば私が2人とも呼んだんです。」
斉「?」
弥「この2人めっちゃくちゃ仲悪いし2人だけで置いておくと何が起こるかわからん時あるからなぁ…」
斉「えっ?」
弥「半分冗談です。」
斉「で、話ずれていってるで。」
弥「あっ…すいません。あれは…小学5年生の時かな。今やったら何でそんなことしたんやろって本人も言ってるくらい反省してるんやけど。麻四香が妊娠して出産したことを憎んだんだよね。で、海夜が、麻四香の腕を傷つけたら思ったより深くて、右手を切断することになったし左手は動かしにくいってわけです。」
斉「えっ…それって…」
弥「色々処理とかは終わってるし前科はついてないですからね。」
斉「あー…」
弥「まぁそこまで入ってくるとこっちのことですからね?」
斉「まぁなぁ」
弥「ちなみに先生が気付いてるかは知らんけど私ら苗字違うけど一応姉妹ですよ?」
斉「え?」
四「また面倒なこと言って…」
斉「どう言うこと?」
四「金曜日に私の両親が事故で亡くなったって話はしましたよね?」
斉「うん」
四「で、元々私の実の両親と海弥たちのお母さんが幼馴染なんですよ。で、引き取ってくれたって感じですかね?ちょっと違うけど」
斉「違うの?」
弥「うーん正確に説明するのすごく難しいけど私のお母さんと麻四香の両親と今麻四香の担当医してくれてる人が幼馴染に近い関係なのね?で、麻四香の両親が亡くなったときに養子縁組の関係で私のお母さんと担当医の人が婚姻関係になって麻四香たちを引き取ったんです。で、引き取るだけで良かったからすぐ離婚して麻四香たちは担任医の人に引き取られたんです。ここまで大丈夫ですか?」
斉「まぁなんとか」
弥「で、月日が流れて去年私のお母さんと担当医さんが、正式に結婚したってわけ…」
斉「えっ…でもそしたら何で海弥さんたちと田板さんで苗字違わない?」
四「それは色々申請すればできる場合もあるんですよ〜」
斉「へっ…へぇ…」
四「まぁちなみに私が海弥を呼んだ理由もう一つありまして…」
斉「何?」
弥「私も実は出産したことあります…」
斉「えっ!?本当?いつ?」
弥「中学2年生。麻四香の2人目と同じ時」
斉「えっ…今どうしてんの?」
弥「親が18になるまでは見てくれる」
斉「ならよかったけど…みんな色々あるんやなぁ…」
四「そうだね…」
斉「もう話すことない?」
四「今はないんじゃない?」
弥「うん」
夜「そうだね。」
斉「じゃあ今日はこれで終わりでいいよ色々教えてくれてありがとう。」
四「ありがとうございました。」
弥「ありがとうございました。」
夜「ありがとうございました。」
帰り際にまた聞こえた。
斉「どうなってるんだ…」と。
今日はここまでです。
明日はみんなで部活を決める。
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