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地平線に伸びる海沿いへと続く道へ山間から伸びる大きな虹。その虹に向けて鳥の大群が大空へと向かって飛んでいった。
その時だった。私は頭の上から声が聞こえたように感じた。まるで夢と同じ情景のように、鳥が大空の天国へと上がる景色を見ている時だった。
【良かったね! おしあわせに!】
小さく聞こえた声は、わたしたちを祝福しているようだった。
「あっ!? 今……。聞こえた!?」
私は修さんに尋ねると修さんは小さく頷いた。
「ああ! 聞こえたよ! 祝福されてるね。俺たち……」
そう……。祝福だ。そして二人の恋の物語が始まるんだ。……そう感じる瞬間だった……。
◆了◆
長い間ご愛読ありがとうございました。これにて完結です。
◉スター特典をご用意いたしました。
スター1つをいただけると読める最終話25話後のショートストーリーです。
良かったら、スター特典も読んでいただけると嬉しいです。
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