第11話業務開始とお誘い

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 通路奥の隔離された部屋に通されるパーテーションで区切られていて、ドリンカーの横を通り過ぎて扉が見えた。  その扉には憩いの場と書かれた張り紙。  扉を開けると中は小さな3畳ぐらいで、テーブルと椅子だけの何もない空間だった。  席にかけるように促されてようやくそのロングヘアーの女性が、腰掛けながら手に持っていた太めの冊子をテーブルにドサッと少々荒い置き方をして名前と少し挨拶をする。 「朝井です。部署主任を務めさせていただいております。業務の方向性は私から出しますので、よろしくて?」 「はい! お願いします」 「では、早速始めます」
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