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「あぁ! 頑張ってますねぇ! そんな根を詰めなくてもいいですよ? もうお昼だから、一緒に行きましょう? それともお弁当?」
「あっ、いえ、持ってきてないです!」
「じゃあ、ついて来て!みんないるから……」
富沢さんについて行く。エレベーターに乗り、下階へ。扉が開くと香ばしい香りがエレベーターエントランスに立ち込めていた。
短い通路を抜けるとそこはビルのフロアぶち抜きの広い食堂が広がっていた。
さすがは大手の会社。こんなビルの中にレストランっぽく洗練された食堂があるとは思いも寄らずにいると、富沢さんが言ってくる。
「A・Bのランチの他にカレーや蕎麦などいろんなものが揃ってるわ。どれがいいか迷うわよ?」
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