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はるか上代の黄金時代、われわれはまどろみにいた。
夢見屋メリーはその上代の血筋、すなわち夢を見て、それを伝える仕事だ。
オンボロのマンションには風呂はない。夢見屋メリーは少女、かくして流転はありける。
メリーは近所の居酒屋で働いていた。メリーはダイモンとともにあったし、生活費を工面する労働者でもあった。
メリーには好きな人がいる。同級生のタケシだ。
不可視にして力強い、ダイモンをもつ、夢見屋メリーか。
それとも単なる市井の市民か。
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