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森に囲まれたオーロラが美しい北国に、本を読むことが大好きな王子さまがいました。
王子さまは字を覚えた3才の頃から、朝から晩まで本ばかり読んでいたので、9才の誕生日にはメガネをかけることになってしまいました。
メガネをかけるとボヤけていた遠くの山々や空に浮かぶ雲がハッキリと見えました。
「メガネって魔法みたいだな。」
メガネをかけると何でもよく見えるので、王子さまは嬉しくなって、ある時、一人で、お城の北にある森へ遊びに出かけました。
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