0人が本棚に入れています
本棚に追加
プロローグ 妖狐の夢
私、小鳥遊恵三は、生まれてから、高校生になるまで、おぼろげな、夢を見続けていた。
それも、ただの夢じゃない。
普通、夢という物は、自分の記憶から作られると聞いたことがある。
そして、見た事がある物や、マンガやゲームの内容がそのまま夢の内容になったりするらしい。
だが、私の夢は、そんなものじゃない。
何かが、おかしいのだ。
最初に、この夢を見始めたのは、幼稚園の頃だろうか。
当時の私は、第三者視点、もとい神の視点で、夢を眺めていた。
最初のコメントを投稿しよう!