プロローグ 妖狐の夢

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 なんと、化け物の背中から、肉を引き裂く音を立てながら、一人の人間が飛び出してきたのだった。 その後の事は、分からない。 が、つい最近の事だろうか。  私は、前に見た夢に関連する夢を見た。 それは、ある日の事だった。 その日は、友達だった、芦屋麻美(あしやあさみ)と、ショッピングモールで、買い物をしたのである。 私が買ったのは、白い狐のぬいぐるみ、芦屋は、狼のぬいぐるみを買った。 それ以外にも芦屋は買ったらしいが、かたくなに私に見せようとしなかった。  私は、その時の疲れがあり、自分のオタ部屋兼、寝室にあるベッドに、倒れこみ、 うつぶせのまま、眠りに着いた。  
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