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気持ちいい、なんてものじゃない。
訳が分からない。なのに、もっと欲しくてたまらない。
何かに取り憑かれたように快楽を取り込んでしまう俺を、華候焔が恍惚に目を細めながら見下ろす。
「いやらしい体だなあ、誠人……ずっとイきっぱなしじゃねえか。いくら薬を飲んだからって、ここまで反応するなんて……最初から素質があったんあなあ」
「んン……ッ、ち、ちが……っ……アァ……ッ」
「ちょっと俺が腰を揺らしただけでイっちまうのに、何が違うんだ? ……ハッ……ここまで出来上がったなら、そろそろいいか……」
俺の脚を高く上げ、華候焔がより中を密着させる。
そして次の瞬間、大きく腰を揺らし、リズミカルに俺を攻めた。
「アッ、ぁ、ぁあッ……え、焔……ンっ、くぅ……ッ……はぁァ……ッッ」
「締めろ、締めろ……っ……俺のを飲め……体の芯まで、俺に染まれ……っ」
最奥を叩き、押し込んだ直後、華候焔の熱が注がれる。
反発も嫌悪することも奪われた体は、言われた通りに華候焔のほとばしりを嬉々としながら脈打ち、取り込んでいく。
ふぅ、と華候焔が動きを止めて息をつく。
しかし俺の中に埋まる凶器は硬度を失わず、膨らみを保ったまま俺の肉壁を押し開き続ける。
ゆらり。最奥を押しながら、こねるように華候焔が腰を回す。
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