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すると佑月は簡単に「危ないよ」と答えるのだ。
「そんな危ないなら何故続けてるの?」と尋ねた私に佑月は笑顔になり、「それ辞めると俺じゃなくなるから!」と端的に言いのける。
そんな微笑みを見せながら言われてしまうと、余計に心配になる。心とは不思議なものだ。
「安全第一のヘルメット持参しろ」
と冗談半分に言ってみた事がある。
すると佑月は、「お洒落じゃなきゃスノーボーダーじゃねーよ!」と怒鳴った。
それほど佑月にとってスノーボードは大切なお洒落な仕事なのだ。そんな彼も過去には色々と叩かれた事件があった。
それは、彼がまだ10代の頃の話だ。
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