4人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
死にたい病の僕らに出来ること
陽が傾き始めると安心する。
夜が来て、少し楽になるから。
無意味な1日が終わっていく、
無意味な自分も終われば良いのに。
…最初から何もなかったかのように、ね。
物心ついた時から
僕は、死にたい病に付きまとわれて
離れていってくれない。
最初にソレに
気がついた時は小学校2年。
それ以来、この死にたい病くんは
1番の友達みたいだ。
家にいれば、親はきつい言葉で
僕を常識に閉じ込める。
学校では皆んな仲良く
を押し付けられる。
" 皆んな仲良く"とは、集団で1人を貶める事
らしい。
彼らは今日も楽しそうに僕の教科書を
ゴミ箱にねじ込み「口で取れ!」と命令をする
昨日買ってもらったノートは水につけられ、
踏み潰された。
家に帰っても、話し相手はいない。
前に母に話したが
「あんたがグズで弱いから仕方ないでしょ」
と突き放された。味方は居ない。
" 苦しいよ。
辛いよ。助けてよ!!"
そんな事を叫ぶことすら疲れた。
希望、家族、信頼。
人間の暖かさって何?
それって自分勝手でワガママで
人を傷つけても平気な人たちの綺麗事だよね。
" 生きなさい" と
強要されても困る。
死なれたら困ると言うエゴを撒き散らすな。
僕はもう生きていたくないんだよ。
最初のコメントを投稿しよう!