一章

3/4
328人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
「ねぇ、さくら。門…」 「兄貴の馬鹿。生徒会に言ってなかっただろ」 「生徒会?」 「あぁ、普通は生徒会が迎えにくんだよ。今日は誰だろうな。あ!」 「ん?」 「ちょっとこれ持ってて」 さくらは俺にバッグを預ける。 「?どうした?」 「変装だよ変装。」 「なんで」 「この容姿だから」 「?綺麗じゃないか」 「っ///いや//じゃなくて…その兄貴がお前はその…」 「見た目がいいから、か」 「んま、そんな感じ」 「でもここは女子はいないだろう?」 「だからだよ」 「だから?」 「ここはホモが多いんだ」 「うわ」 そう言ってさくらはもっさりとしたかつらを被る。 「そ、それって返って無駄じゃ…」 「……それ以上言うな…」 「お、おう。頑張れよ」 「大丈夫だ。こんなやつ誰もかまわねぇよ」 「わぁフラグ」 「そんなこと言ってお前も…//」 「なんだよ。俺はさくらのその変装と変わらねぇ見た目だって?そんなん知ってるけどもナニカ?」 「はぁ?それ素で言ってる?」 「え、なに」 「はぁぁぁ(無自覚かよ、、俺が守らねば)」 え?なんか副音声あるっぽいけど、口に出してくんない??
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!