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「ユンホォアさんよ、あんた何にも分かってねえな。おれが求めるのはそんな兄貴のお人形ではない。世界中でたった一人の、本物の兄貴だ!また、先ほどおれ自身が『兄貴をタラせないか』と聞いたところだがそちらも訂正しよう。魔法だか、変な力で捻じ曲げたものではない。他ならぬおれ自身の力で兄貴の心を掴み、いつまでも一緒に暮らしていたい!あわよくば、その間あれやこれや兄弟の関係を超えたスキンシップもしたい!それだけが、おれの唯一にして最大の望みだぜ」
飲茶の店である事を忘れていた。おれの話を聞いていた客たちは、みな一様にドン引きするか…。中に一部、拍手をしてくれる者もいた。
「え…ええと。他にも、『いい大学行きたい』とか『サッカー選手になりたい』とかあるんだぜ」
「はいはい。ちょっと、場所を変えましょうか」
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