記録

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「だめだよ」 とユイは言った。 「じゃあ、なんでやったの」 「こうしたらこの島のみんなが呪われるかなって思って」  そう言ってユイは笑った。その笑顔はとっても怖かった。 「だめだよ、戻そうよ」 「…▲▲君がそういうなら」  そう言って彼女は賽銭を入っていた瓶に戻した。  それからまた日が暮れるまで遊んだ。  その時に聞いたが、ユイは海が好きではないらしい。  道理で、初めて会った日も海での遊びは一切しなかった。  その日は日帰りだったのでそのまま別れることになった。
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