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その日は午前中で海水浴を切り上げて、自転車で島を巡っていた。
ちょうど、あの島への道の近くを通っていた時。
僕は家族の目を盗んであの島へ向かった。後ろから声が聞こえてくるが構わない。
島に着くと、僕は自転車を投げ捨てるようにして神社の方に向かった。
転ばないように気を付けながら岩場を走る。
いつの間にか母の声は聞こえなくなっていたけどその時は夢中で気が付かなかった。
曲がり角を曲がると、賽銭箱の前に彼女が立っていた。
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