しのぶる想いを笛に
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「……誠に、お前は強い
女子
(
おなご
)
だな」 「そんなことはありませんよ。貴方様がいて下さるから、ここまで立っていられるだけです」 「いいや、充分であろう」 私の元に嫁いで来てくれたこと、感謝していると――そう微笑む秀忠様は、少し寂し気であった。 まるで、ご自分を卑下されるかのような…… .
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