私を待っていたもの

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ある日、就業時間が、規定より、30分延長されることになった。 そうすると、保育園のお迎え時間には、間に合わない。 ああ、そうか… 体よく、首を切られたのだ… 私は、辞表を出した。 また、私も、子供も、元気になったら、仕事を探そう。 帰りのバス停の周りには、見渡す限り、一面に、真夏の緑の稲穂が見えた。 空は青く、高く澄み、太陽が光り輝いている。きっと、私達には、明るい未来が待っているだろう。そう、思った。 了
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