隣の家のイケショタ君

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次の日もその次の日も元に戻ることはなく、日曜日の朝部屋をノックされる音で目を覚ました。もぞっと起き上がり、腹を掻きながら扉を開ければ香穂さんが居て俺の姿を見てあらと声を漏らした。 パンツ一枚で寝ていて他には何も身にまとっていなかったのを思い出し一応胸を隠す。何かと尋ねれば累が来てると言われ、とりあえずブラとシャツだけ来て出て行く。 「紗月…またそんな恰好で…」 「うぅ…着替えてくるよ」 淡い青色の半袖に白のロングスカートに着替え、出てゆけばぼーっと見られる。首を傾げていればはっとして用件を伝えてくれた。どうやら公園に桜を見に行こうとのことで、俺が座って茶のブーツを履こうとしたら跪いて履かせてくれた。 そして手を出されたので手を取って立ち上がれば香穂さんはまた含みのある微笑みを向けていた。買ってもらったバッグを肩からかけて手を繋いで歩く。 傍から見たら仲の良い兄弟なのだろうか?それとも母子にみえるのだろうか?まぁ…他人には見えないだろうな。 「紗月」 「ん?どうした?」 「似合ってるよ」 見上げられながら微笑まれ、キュンとしてしまった。いやでも俺も累も男で歳の差もあるし、このキュンは可愛い物を見たキュンに違いない…
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