「クロスロードの靴」 68 かおりさんの詩Ⅱ 5 「鎖す」

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「クロスロードの靴」 68 かおりさんの詩Ⅱ 5 「鎖す」

「鎖す」  スクランブル交差点の真ん中で  立ち止まり動き出せずに佇む  進むべき方角がわからない  薄れゆく夢に弱音を吐く  ただ生きることさえ  諦めようとした私  消えようとする  命ある意識が  風に吹かれ  消滅する  永遠に  鎖す  私
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