第1話 僕の守るべきもの

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第1話 僕の守るべきもの

「好きだよ」と幸せそうに君は言う。 その瞳の中には、僕が映っている。 君から見る僕の姿はどう映ってる? 格好よく映っているだろうか。 そうだったらいいな。 小さくて細い指が、ぎゅっと僕の手を握る。僕は、力強くその手を握り返す。 何時どんな時があろうと、 僕はこの手を絶対に離さないと誓いながら。
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