本当の自分

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「男の顎の方が広いんだろうな。奥まで入るのがヤバいほど感じる。でも女の舌使いの方が柔らかくて上手だけど」  その言葉を聞いた賢斗は下から上目遣いで俺を見てくると、今度は音を立てながら吸い付いてきた。 「聴覚からも攻める嫌らしさ、たまらん」  賢斗の髪をモシャモシャしながら俺の息子が舐められているのを眺める。  そして自然と腰が動いてしまう。 「ヤバい、気持ちいい」  賢斗はニヤリと笑った。  焼き肉の後、賢斗のアパートで始まった二度目の行為。俺的には待ちにまった瞬間だった。  そして俺のポリシーは打ち砕かれ、こうやって男に息子をベロベロと舐められている。おまけに二人とも素っ裸だ。  たらふく食べた後で腹が出てるから嫌だと抵抗したが、賢斗に脱がされた。こう言った時の男の力は無限。逃げられないし勝てるわけがない。  もしかしたらもう一つの処女も奪われるかも知れないと恐怖を感じながら、別の快感を感じている。 「裕太、オレの舐めるか?」 「男のはムリ」  そう答えると賢斗は口で激しく擦ってきた。 「バカ止めろ!」  賢斗は俺のもがく姿を見て楽しんでいる様にしか見えない。  半分快感、半分恐怖。  尿道口を舌で掘られる。その内側がくすぐったくてこそばゆい。たまに刺激されるのが癖になるこの感じは、多分女性には分からない感覚だろう。さすが男同士。気持ちいいポイントを抑えている。 「今日は裕太の処女を貰ってやろうか」 「ムリムリ、絶対ムリ」  俺は全力で拒否した。  男も女も処女はたらふく戴いているが、俺のは誰にも捧げるつもりはない。童貞を捨てただけで十分だ。  ビビッた俺は、賢斗が口を離した隙に逃げようとしたが後ろから羽交い締めにあった。 「ムリだから、絶対!」 「いつか絶対に裕太処女をもらってやるからな」  俺をベッドに突き飛ばしてうつ伏せにさせると、腰を持ち上げて尻の割れ目を舐め始めた。
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