79人が本棚に入れています
本棚に追加
逃げようにも逃げられないその体制は、しっかりと骨盤を抱きかかえられていて、しかも根元までくわえられていて、でも嫌いではない。むしろ犯されているようで気持ちが更に高ぶる。
「賢斗ヤバいって。賢斗!」
股間に張り付く賢斗の頭を引き剥がそうとするも吸い付いていて離れない。
完全にロックされた頭と股間は熱を帯びて俺の頭までイかせようとする。
「賢斗、早く入れさせて」
その言葉に口の力を緩めた賢斗は、そのまま這って俺の唇を舐めてきた。
「ゴム着けてやるよ」
ゴムの中身を出して渡すと、キスをしながらそれを装着する。
ここからは頂点に向かって進むだけだ。
ジェルを足して賢斗に挿す。
既にその手前まで来ていた二人は、気持ちいいところを通り越して、腰の動きが止まらない。
「賢斗、入れたばっかだけどイっちゃうよ」
「オレももうダメだ」
「イくよ、二回目もしよう」
俺はうめき声と共に腰を振り絶頂へと達した。
賢斗もベッドカバーを握りしめながらイった。
俺は漏れる前に無言で引き抜くと新しいゴムを付け直し、まだ熱の残る賢斗の穴に再び入れた。
「裕太早すぎるだろ」
「ごめん、気持ちよすぎて待てない」
賢斗のゴムが着かないうちに二回目が始まった。
とにかく腰を振り続ける俺。
今度は賢斗の背中に被さるようにして両方の乳頭を攻める。
「それは、ダメだ。もう」
だんだんと動きが早くなりもう止まらない。
「賢斗ごめん、俺イくわ」
「オレもだ」
二人で示し合わせたように一緒に天を仰いだ。
「最高。俺、三回目いけそう」
「止めろって。なんでオレだけ痛い思いするんだよ」
再びゆっくり引き抜と、賢斗は落胆していた。その理由は分かっている。
「これ、誰が洗濯すると思ってるんだよ」
「えっと。それは俺から出たのじゃないかな」
「裕太!」
最初のコメントを投稿しよう!