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「そうだけど」
「そうだけど? なんだよ」
「今日の裕太、別人だった。全部が変わったのかなって思って」
「で?」
「えっと」
「俺が女の抱き方も変わったのかなって?」
「うん、そんなとこかな」
「なに、綾乃は試してみたいの?」
「そうでは無いけど、えっと、あの」
「あ、違うんだ」
「いゃ、違くない。だから」
「じゃぁ、俺にお願いしてみたら?」
「へ?」
「私を抱いてくださいって、お願いしてみたら?」
綾乃のモジモジした動きが止まった。
俺も意地悪だとは思ったが、今の疲れた体に残っている力はごく僅か。綾乃を満足させられるかさえも分からない。
もし、お願いされたら勃つかも知れない。
「裕太。私のことを抱いて欲しい」
「よく出来ました」
俺は綾乃の頭を撫でるとそのまま引き寄せてキスをした。
俺は立ち上がると綾乃を窓に向けて立たせ、夜景を見ながら後から抱きつくと胸を揉んだ。
「綺麗な夜景だね」
俺が耳元でそう言うとコクリと頷く。強弱を付けて胸をまさぐり今日の性感帯を探す。
「綾乃は自分で自分を宥めなかったの?」
首を横に振った。
胸を揉む手を股間にも伸ばす。スカートの上から撫で回してやる。
「俺の事待ってた?」
「うん」
俺は少し意地悪をしたくなった。動きを止めてゆっくり体を離そうとした。
「止めないで、お願い」
綾乃は俺の手を掴んで離さなかった。
「エロい子だなぁ。電気もつけたままで窓の向こうから見てる人がいるかもよ?」
「それはそうだけど」
「俺達、見られちゃうよ?」
再び愛撫を始めると綾乃はもがきながらも感じているようで淫乱さが俺をそそる。
電気を消して、服を脱がせ下着も剥ぎ取り全裸にした。今日は俺も全て脱いでやった。
窓際で綾乃の後から胸を揉み俺の股間を尻に擦り付ける。
「気持ちいい?」
「うん」
指と指の間から柔らかい胸がはみ出る感じは豊満でなければ出来ない感覚。そして乳頭を指の付け根で挟んでコリコリすりと、綾乃から声が漏れる。
「ここはラブホテルじゃないからね」
綾乃は下唇を噛んで声を殺した。
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