事件発生!?

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事件発生!?

テストも無事終わり、皆が気を抜いている時。 事件は起こり始めていた。 そして、忘れてはいけなかった。 此処が王道学園だと言うことに。 カランと音がして、上から瓶が降ってきた。 「あだっ」 ちょうどピンポイントで頭の上に落ちた。 「ちょっとぉ誰さ落としたのぉ」 頭を擦りながら上を見ると慌ただしく窓から離れた人影があった。 ため息をつきながら落ちてきたものを見ると、 「何これ」 妙な色の液体が入った瓶だった。 「これって噂のあれ…だよね、」 既に情報は少し入っていた。 薄らと流れる噂だったがただの噂にしては現実味がありすぎた為覚えていたのだ。 そしてそれは、 「媚薬…」 しかも違法の物だ。 少し薄めてはある様だがこれを使われたら3日はまともな生活をおくれないだろう。 「しかもこれ…どうやって手に入れたんだ、」 この媚薬まさかの凛のものだ。 凛の集会で聞き耳立てていたときに手に入れた情報によるとこれは上層部しか持っていないもののはず。 考えられる可能性はふたつ ひとつは凛全体に媚薬が広まっているということ。 もうひとつは考えたくもないがこの学園に上層部の誰かが忍び込んでいるということ。 出来れば前者であってほしい。 両方嫌だが。 「これは雨野先生に渡すか。何かわかるかもしれないし。」 そう思えば凛の情報が手に入ったと喜ぶべきなのかもしれない。 「こっちはこっちで調べてみるか。」 安全なはずの(違う意味で危険だが、)この学園はもう既に危険なのかもしれない。 「おいおいこれは厄介なことになった。」 なんで拾ってしまったんだ… いや僕以外が拾っちゃもっと危険だけども。 はぁ、頑張ろ。 □□□ あ、あと少しだ… あと少しで受験が終わる… あと1ヶ月だ…___長い…
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