五月

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私はとりあえずおばあちゃんに無事についたことを 連絡して荷物を片付けることにした 家具や家電は備え付けてあったので 洋服や日用品など自分の荷物だけを片付けていった お腹が空いてきて外が暗くなっていることに 気がつく あっ!ご飯どうしよう、、、 ジウにスーパーの場所聞いておけばよかった、、、 何かに夢中になってるとすぐ時間を忘れてしまう とりあえず外に出て コンビニでもないか見ることにした ピンポーン! 外に出ようと靴を履いた瞬間、ベルが鳴る 誰? 覗き穴から見るとジウだった 急いで鍵を開ける 「やっほー!藍、ご飯食べた?」 コンビニのビニール袋に飲み物や食べ物を たくさん持ったジウが立っていた 「ううん、今から買いに行こうかと思って」 「そうなんだ!ナイスタイミングだよ、みんな」 みんな? ジウの後ろから何人か顔を出す 「スタジオのスタッフ達だよ! みんなで藍の引っ越し祝いしようって」 「え?そうなの?ありがとう」 とりあえず部屋に上がってもらう 「初めまして明日からお世話になります 田塚 藍です」 「本当に韓国語上手ね!私はアリンよ!よろしく」 「私はチェアよ!仲良くしてね」 「俺はドハ、よろしく」 みんな次々と自己紹介をする 「てか飲もう!」 みんなが袋からお酒や食べ物を出してくる 「あっ私、、、まだ未成年なの」 「「え???!」」 みんなの顔が一斉に私の方を向く 「藍って何歳なの?てっきり20歳過ぎてるかと」 ジウがびっくりした様子で聞いてくる まだ学生の19歳で半年間だけ留学で来た事を伝える 「そうなんだ?私達はてっきり千鶴さんが 連れてきたから就職候補の卒業生かと思った」 「私達はみんな去年入った同期入社の21歳よ」 「ちょっと!私は23歳よ」 4年の専門を卒業したアリンが突っ込みを入れる 「そうだったぁー」 そんな会話をしながら楽しい時を過ごす 「てか留学ってことは半年たったら日本に 戻るって事だろ?」 ドハが聞いてくる 「うん、半年間限定なの」 「えーー!寂しい」 チェアが私の腕にしがみつく 「チェア、お前馴れ馴れしいと嫌われるぞ」 ドハに言われ口を尖らせる その後も現場のことやみんなのプライベートな事など いろいろ話してみんな部屋に帰って行った 引っ越し初日から楽しかった みんないい人でよかった 緊張が少し柔んで明日が楽しみになった その日はゆっくりお風呂に浸かり  ベッドに入り眠りについた
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