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次の日からも慌ただし日々が続いた
日中はスタジオで勉強
夜はみんなとご飯をたべながら勉強した
そんな充実した日々を楽しんでいた
「そういえば来週からアイドルの
ジャケット撮りも
受け持つことになったんだって」
アリンが横で話し出す
「アイドル?」
そう今までは雑誌関係がほとんどだったんだけど
スタッフも増えたし千鶴さんの影響もあって
うちのスタジオを使いたいって大手の事務所が
言ってきたらしい
「そうなんだ」
「そうなんだって藍!
もしかしたらレインシエルやクラウンハイとか
ブルークロスとかが
うちのスタジオでジャケット撮るかもしれないのよ」
アイドル好きのジウが興奮気味に話す
「私、アイドルよくわからなくて、、、」
日本でデビューしている韓国アイドルもたくさんいる
けど、全く興味がなくてジウの温度についていけない
「もう藍ったら、絶対生で見たら興奮するわよ」
ジウは楽しみで仕方ないようだ
私はアイドルとか恋愛には全く興味がなかった
ジウが楽しそうでよかったなと心の中で思った
まさか自分がこんなに誰かを愛する日がくるなんて
この時の私は1ミリも思っていなかった
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