2人が本棚に入れています
本棚に追加
その夢のような時間はあっという間に過ぎてしまい、彼はあっという間にフィンランドへ帰国してしまったけれど、彼のブームも少し落ち着いて、また夢の中での夢みたいな時間を過ごすことができるようになった。
いつものようにYUMEURUWASHIを起動してみると、ドリームメッセージへの返信があることを知らせていた。それを開くといきなり、“ありがとうチッカさん”とラウルの大きな声が出てきたので、びっくりしてしまった。きっと彼もびっくりしたのだろう。
その日の私の夢に、彼は遅刻してやってきた。彼はしばらくもじもじしていたが、小声でこれだけ言って終わった。
「待ち人遅れ来る。」
おしまい
最初のコメントを投稿しよう!