#6

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#6

俺のことを守ってくれた友人だ。探すに決まっている。あいつなら大丈夫。きっとどこかで生きている。 「......進もう」 可能性を信じ、俺は歩を進めた。 いくらか歩くと、今までとは違う、少し広い場所に出た。 「なんだここ。何か他の部屋とは違う雰囲気だ」 始まる。何かが始まる。そう思った瞬間、天井が抜けた。勢いよく落ちてきたのは、太い血管などが固まってできたような怪物であった。さっきまで戦っていたクリーチャーとは比にならない大きさだ。 「なんてこったよ......」 怪物はすぐさま俺の方に突進してきた。間一髪でそれを避けたが、その一瞬で分かったことがある。 「あいつ......目がねぇのか? 」 人間でいう瞳にあたる部分が無いのだ。あるのは、大きく開いた口と尖った牙。 「くそっ、どうすれば!! 」 このままカオスで応戦する→目次から#10へ 一時撤退する→目次から#11へ 現在持ち物 ・カオス(6発) ・ダイヤのようなもの
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