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#8
なんでも試すのが生存への近道だ。ダクトを通れば新しい場所に出るかも知れない。
閉所恐怖症を押し殺しながら、俺はダクトを通っていった。
ダクトを進んでしばらくすると、違う部屋に出た。部屋の中心には台座のようなものがあり、その上には機械のようなものが置かれていた。というより、血管のようなものに繋がれていた。
「なんだこりゃ」
無理やり引っ張ってみると、血管のようなものは千切れた。そしてその機械は、手元へきた。
「見たところ、銃身みたいだな」
それは、クリーチャーガンの銃身であった。しかし銃身だけだ。引き金は見当たらない。
「もしかして......」
と思い、『カオス』を取り出した。グリップの部分と銃身を取り外し、グリップ部分を新しい銃身と連結させてみた。すると、うまい具合に噛み合った。
しかし、新しい銃身の方は使う弾が違うらしい。カオスの弾丸とは違う、もっと大きくて細長い弾が必要なのだ。
その弾丸は台座のそばに張り付いていた。
「いて!! 噛んできた! 」
船内の弾も一応生きている。カオスは噛みつかなかったが、こいつは噛みついた。闘争本能があるってことか。つまり、強い。
「地球で言うところの、ショットガンだな」
俺は新たなクリーチャーガン『アビス』を手に入れた。
新たな武器を手に、俺は部屋を出た。いくつか通路がある。どこを行こう。
何かのうめき声が聞こえる通路→目次から#14へ
何も聞こえない通路→目次から#15
現在持ち物
・カオス(6発)
・アビス(3発)
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