結婚式

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夜伽に私を指名した安路(アルロ)美華(メイファ)は今にも泣きそうな顔をしていて、香妃(ヒャンヒ)は目を見開き拳を作って怒っていた。 「ごめんなさい上様。私達は聖なる愛で結ばれているので夜伽は不要です。奥様とどうぞ。」 「美華(メイファ)。」 そう言って手をつないで2階へと登っていった。 「なんで断わったの?何たくらんでるのよ!」 「たくらんでないわ。お世継ぎは正妻がうむものよ。(ふんっ!子供なんかできるわけないわ。)」
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