「作品タイトル」という作品

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 題名一つとっても、ここエブリスタには溜め息がでるような作品が本当に沢山あります。  本屋さんで表紙見てるだけで楽しいみたいに、ここでも扉絵とタイトル見てるだけでワクワクする♪  そんな中で、この居酒屋のカウンターに並べてもいいと作者様のご了承を頂いたものをうっとり愛でながらお酒を頂きとうございます( *´艸`)  前ページで語った銀色夏生を思い出すような素敵な題名だと思ったのがこちら。  『泣きたいくらいに、アオ』/ 間中ことは 様  https://estar.jp/novels/25707039  このタイトル見た時、うーわ好きーー! って思いました。まさに一目惚れってやつです♡  これ自体がもう一行の詩のようでとても綺麗。たった数文字で胸が切なくなる言葉選びにぐっと心が掴まれました。センスがエグい。  途中にある「、」← これがたまらんのよこれが!  作中の『可視光線』って章タイトルもいいんだよなぁ(*´ω`*)  そして私にとってのエブでの素敵カタカナタイトルといえばこちら。  『ツナギツナガリツナグ』/ まいにちメガネ 様  https://estar.jp/novels/25278354  通称「ツナツナ」です♪ この少し不思議で魔法の言葉みたいなタイトルがとても印象的で心に残る✨  作者様の持つ優しい世界観とすごく合っているなっていつも思います。  カタカナを絶妙に使ってこういう題名をつけられる言葉遊びの感覚がステキやなあって憧れます。別作品の『ゴジッポヒャッポ』とかめちゃくちゃ可愛くないですか( *´艸`)♡  文学作品からのタイトルで惚れ惚れするのがこちらのお二人。  『あそびをせんとや』/ 穂祥 舞 様  https://estar.jp/novels/25868294  作中にも出てきますが、ご本人様からこれは歌謡集『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』からの抜粋ですと教えて頂き、梁塵秘抄って誰(。´・ω・)? ってこれが人の名前やと思ったくらいアホな私は「うわー。なんちゅう高尚な✨」と胸いっぱいになりました。  ここからの一節をひっぱってくるなんて、色んな事に精通されている作家様ならではの豊かな感性をひしひしと感じます。  『人こひ初めしはじめなり』/ 夏田 樹 様  https://estar.jp/novels/25925573  初恋がテーマのお話しだからだと思いますが、いや私こんな品のある素敵なタイトル100年かかってもひねり出せないです。島崎藤村のこのフレーズ引用しますかって感じ✨  作中にも教養と知性がまったく嫌味なく散りばめられていて、本当に素晴らしいです! ああ、さすがこんなうっとりするタイトルつけることができる作家さんやわって納得します。  皆様は作品のタイトルをどんなふうにつけていらっしゃるんやろう。興味津々の花路です(*'ω'*)  あーー! 女将的には、今まで読んできたもっといろんな方の秀逸なタイトルについて語りたいのですが、お前何様やねん(=゚ω゚)ノ!ピシッ…って思われるのが怖いので、本日はこれにて閉店ガラガラとさせて頂きます。  ……でも我慢できなくて、またこのテーマで晩酌しちゃうかも(∀`*ゞ)エヘ ※今回「居酒屋花路」に作品を置くことをご了承下さったクリエイターの皆様、本当にありがとうございました<(_ _)>
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