春夏秋冬

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春夏秋冬

 ああ……。女将の大好きな季節が終わっていく。  毎年8月の終盤に放送される、まる一日かけて有名人がマラソンをする某チャリティー番組が終わった瞬間、悲しいかな夏の終わりのカウントダウンが始まってしまう。  まだまだ残暑は続くようですが、気温が高ければいいというわけではないのです。長月に入ってしまったらもうそれは秋なのです。  短かった夏よ。――今年も沢山の旨いビールをありがとう😭  と、涙目で営業を始めた居酒屋花路へようこそ🍶  過ぎ行く季節をいつまでも嘆いたりせず、今宵も皆さまと楽しく酒を飲みたいと思います♪  さて、先立って女将は待ち望んでいた夏フェスに行ってまいりました!  世界的ウイルスの影響で3年ぶりの参戦だった為、生きて帰って来られるか不安しかなかったのですが、汗でドロドロ&日焼けでドスグロくなりつつもなんとか無事生還できました。  ビール片手にパラソルの下で音楽を聴きながら「くっそ暑いけど最高やー!」と大満足の2daysでした✨  そんな開放的な夏の風物詩を久しぶりに満喫しながらふと考えたことがあったので、それを本日のテーマにしたいと思います。 【小説に出てくる春🌸夏🏖秋🍂冬⛄】  今日も今日とて、女将の個人的な見解と妄想に皆さまを無理やり巻き込んでもよろしいでしょうか♡  春夏秋冬、四季折々にいろんな行事やイベントってありますよね。  小説においてもそれは欠かせない要素だと思います♪  例えば私の勝手なイメージなのですが、「ひと夏の恋」という言葉があるように夏のイベントは短編小説とかに使いやすい気がします。 ☀夏の間だけの海の家でバイトしていた時知り合った彼との期間限定の恋♡ ☀夏休みばあちゃんチに遊びに行った時出逢った地元の子との淡い初恋♡  こんなのとかキュンとしませんか🍀  『夏』:花火・夏祭り・プール・夏合宿  全体的にアオハル感できらめいているのが夏のイベントって感じですね!  そして恋愛要素がギュッと濃くなるのが冬のイベントのような気がします。寒いとくっつきたくなるからでしょうか⛄  『冬』:クリスマス・お正月・受験・バレンタイン  やっぱこの季節には不動の恋人イベント「クリスマス」が圧倒的な存在感で鎮座していますよね。  続いてこちらもキュン要素が盛り沢山なのは、命が芽吹き色彩があふれるこの季節でしょう🌸  『春』:卒業・入学・新生活・お花見  出会いと別れがあるこの季節は小説を書く際の冒頭シーンにも、ラストシーンにも向いている気がします♡  と、ここまで書いて気付いたことがあるのです。  ……『秋』ってちょっと地味じゃないですか(。-`ω-)  リアルでは過ごしやすくて気持ちの良い季節なのに、小説内では特徴あるイベントが起こらないまま過ぎて行くような気がするのです。  “空が高くなり、気づけばもう秋がおとずれていた” ――以上。みたいな。 「君との初デートで一緒に見たイルミネーション」はあっても、 「初デートのもみじ狩りで一緒に拾ったカエデの葉」は中々渋い。 「夏祭りで半分こした屋台の焼きそばとかき氷」はあっても、 「たき火でふかしたさつまいも二人で食べたね」はこれまた渋い。  そう思うと、秋って結構熟したカップル向きの季節のような気がするんです。  いつの頃からかハロウィンというスペシャルイベントが日本にも根付きましたが、これって恋人同士のイベントというより仲間同士のイベントって気がしますし。  あ、でも一個思い付いたのは「学園祭」です☆  これは秋の定番アオハル学校行事って感じですよね♪  さてさて、ご常連の皆さま。  もう間もなくやってくるこの季節、小説の中にどんな “小さい秋” を見つけますか?  ちなみに女将は、スーパーのリカーコーナーに「◯○秋味」って暖色系のパッケージの季節限定ビールが並んだ時、猛烈に秋を感じます🍂
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