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プロローグ
人生で一度くらい、誰だって道を踏み誤ることがあるだろう。思い出しては顔を覆ってしゃがみ込むくらいの。布団に潜って、耳を塞いでそのリフレインが消えるまでわーわー叫ぶくらいの。
そんな黒歴史が私にもある。あの時はどうかしていたのだ。時が戻せるなら、はたまたあの時の私に今の私が助言出来るなら……。
はたして、あの行動を止めるのだろうか。
私の恋はあの時に見限られて終わってしまったのか。それとも、今から始まるのだろうか。願わくは、私はあの人が振り向いてくれることを望む。
私はあの人が欲しいのだ。
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