彼女のお茶に嘘はつけない

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「でも、それじゃあ、なんで妻が怪しいと思うんだ?そもそも殺人じゃない可能性が高いのに……」 「ああ……」 早川の至極もっともな疑問に東は、口籠った。言いづらいことを言おうとしていると言うよりは、どう言えば良いのか考えているようであった。  しばらくして、東は口を開いた。 「」 「は?何、それ?」 「千葉の最期の言葉だ」 「千葉の……」 2人は、考えこむように押し黙った。  しばらくして、ポツリと早川が言った。
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