時期外れの転校生は…

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一方その頃生徒会室では、未だ資料が気になっている様子の男が一人。 そして彼があることに気づく。 「は……この転校生、難関の編入試験ほぼ満点じゃねえか。」 「こいつも候補に入れるか。」とぼそっと呟いたのを憂里は聞き逃さなかった。 「あーていうか香を迎えに行かせたけどあいつ、取って食うかもしれねえな。悪いが憂里様子見てきてくれ。香が変なことしようとしてたら案内役、交代な」 「ん」と一言返事した憂里はトコトコと歩き門の方へ向かう。
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