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まさかと思い、思わずレジの方へと目をやった。通常こういう店は、顔が見えないように暖簾がかかっているのかと思ったが、暖簾など無くオープンで顔が見えた。
黒髪を後ろで結衣、大きな瞳がクリっとこちらに向いた。そしてお姉さんは少しはに噛んだ。
一瞬ドキッとした。
こんな場に似つかわしくない清楚な感じなのに……。ベビーフェイスで、胸元ははち切れんばかりのフワリとした膨らみ……。
思わず見入ってしまうぐらいの大きな胸と、可愛らしい赤いメガネ。その裾から見えるホクロが色気を感じさせた。
緊張して固まった俺に、お姉さんは更に声をかけた。
「もしかして、君? 高校生?」
やばいっ……。入って早々バレるとは俺もベビーフェイスなのかと思いきや、お姉さんは続けて笑みを浮かべ、訪ねてきた。
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