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「おっ!? 来たな? 淳士から聞いてるぞ!」
「えっ……何……?」
「時給300円出すぞ! 帰りにはアイス1本もつける! 今日からバイトくんな!」
ゴツい男は俺の腕を取りお姉さんと引き離した。
「えっ……」
びっくりしてお姉さんを見ると「私とやりたいんでしょう? 頑張ってね? フフフッ……」
意味深な言葉を言い残し、お姉さんはカウンターへと消えて行った。
淳二に騙されたと思った。そう言えば、淳二の押し付け方が怪し過ぎたのを今頃思い出した。
「やりたいんだろう!?」
男の図太い声が小さな部屋にこだましていた……。
「やっぱ、罰ゲームじゃんか! ブラックバイトかよ!」
了
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