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ある時期のある週末だけの特別企画イベント。本当にAV女優とのセックス者が選別される。と、その先輩は、童貞卒業をこの長政で済ませたという情報だった。
「行ってこい! もうそろそろ十八時だ。うらやましいなあ? おい」
淳二が、俺に笑いかけて、DVD代として二万円を渡した。ゴクリと唾を飲み込むと、俺は咳払いをして、緊張のまま店内に入った。
店内では、名前も聞いたことのないAV女優が来店しており、握手会が実際に開かれていた。そのAV女優のDVDを片手に数名ほどの男性客に混じりサイン会に並ぶ。
目玉企画というイベントだけあって、大勢の男性客がいるのかと思ったが、さほど客はおらず、たった数名の中に、高校生が一人混じる状態だった。
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