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緊張の面持ちで、サインをもらい握手をする。握手する手が汗ばんだ。その姿にAV女優は、嬉しそうにウインクし、くじ引きのくじを引きながら、投げキッスをしてくれた。
「もしかして、緊張してる?」
その言葉だけで、気分が高揚しそうになった。その女優は顔を近づけ、耳元で小さく囁く。
「一等よ? 後で裏で待ってるね?」
俺と握手した後、女優は、くじ引きのボールの色を店員に見えるように上にかざした。いきなり店員がベルを持ち、『チリンチリン』と音を店内に響かせると同時に店員の声が店内にこだまする。
「おめでとうございます!一等賞です」
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