明戸ション

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明戸ション

「こら!小久保!そこで決めるな!」 「あーミスしちゃった小久保のせいで」 「お前ほんま弱いな」 と今日もたくさんの人が怒っているが気にせず小久保友哉はゲームを続けた。 「おい小久保お前今日限りで強制退部な」と鬼塚は笑いながら言った 「え、」友哉はいったんゲームを閉じてあたりを見回した。他の人は無視したり、クスクス笑ったり、していた他の人もゲームをしてるのに。 僕は昔ゲームで朝から晩までやっちゃう筋金入りのゲーマーだった。 みんなからゲームバカって呼ばれていた。家族はゲームをやらしてくれなかった。高校でゲーム部に入ったけどBRL(バトルロイアルリスペクト)というゲームで優勝したからいろいろな人の反感を買い、ついに5月退部になった。まだ1ヶ月だった。 (仕方ないな、一回ゲーセン行くか) 最近できた明戸家に行った。 ドアを開けると店主が出てきてこういった。 「いらっしゃい、協力する、対戦する、それとも住・む。」 「家から帰ってきた後か。そもそもすまねーよ」 「いやーうちの家今兄弟にするために三人を連れてきt…勧誘したんだ」 「おい」 「さあ家族になろうよ」 「いいよ…なんていうわけねーだろ。大体僕だって家族ぐらいいるし」 そう言って友哉は出ていこうとした。 「いいのかゲームが出来なくても」 友哉はピタリと足を止めた。 「さしずめ…自分がゲーマーなのに親にも認めらず仲間にも見捨てられたって顔だな」 「怖いな」 「なんだ図星だったんだ」 「わかってなかったのかよ」 「よーし今から兄弟の誓い的な奴やるか」 「待てよ僕たちまだ名前すら言ってないよ」 「あ、そういえば忘れてた」 「俺は明戸家の店長(オーナー)明戸芸夢だ」 「あ、僕は…」 「あ、君の名前は興味ないよ」 「おい」 「君は今日から明戸家の人間だから俺が決めるんだそして前の名前は忘れろ」 「湯〇婆か」 「そうだなーよし明戸ションにしよう」 「それ、外国人なの日本人なの」 「君は今日から明戸家の人間だ」 こうして友哉改めションは明戸家の人間になった。 「ちなみにこのゲーセンこんなのしかないけど」 「あ、あれサイレンサー・バトルのアーケード版!そんなのあったっけ?」 「いや友達の会社に作ってもらった」 「いやすごすぎるだろ」
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