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ふすまの向こうで5
そんな日常のある朝、私が仕事に行く前に食事をしていると、私の右側の耳から何かを訴えたいような、大声で泣き叫ぶセキセイインコの声が聞こえてきました。
私は何だろうと思った瞬間、あることに気が付きました。
実は私は約10年間暮らしていた自宅から、引っ越することが決まっていたのです。
セキセイインコは実家から、形見の尾羽を新居に持っていって欲しいと言っているんだと思いました。
その後、実家から自宅に形見の尾羽を持ち帰ると、あの泣き叫ぶような鳴き声は聞こえなくなりました。
この話、次回に続きます。
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