なんとなくの備忘録

無題

お久しぶりです、いちのです

なんだろう。どれくらい何を更新してないのかも分からないのですが、私のつぶやきを見て下さっている方はご存知の通り
2021年10月28日　婚約者が病院で息を引き取りました。彼はまだ35歳でした。

彼がICUに入ってからというもの、ずっと泣き続け毎日毎日助かることだけを願い続けましたが、私を置いて天国へといってしまいました。

けれど、2018年の10月に病気が分かってからというもの、彼はずっと頑張ってきました。発覚時、すでに彼の癌はステージⅢ。余命半年と言われていました。
それでも治すことだけを目標に弱音も泣き言も愚痴も言わずにただただ病気と向き合い治療を続ける強い人でした。
それと同時に、自信のない私をいつも肯定してくれ、私が何を言っても何をしても笑顔で見ていてくれるような優しい人でした。
一緒にいた4年間のうちの3年は闘病生活になってしまいましたが、彼と過ごした4年間は私にとってとても幸せなものでした。

最後の一週間、ICUに入ってからは口から呼吸器を入れ話せない状態であっても面会にいった彼のお父さんに「最後まで諦めないから」と筆談で語っていたみたいです。
最後の最後まで全力で闘い抜いた彼を、私は誇りに思っています。

通夜でも葬儀でも、みんなに「頑張ったね」と言われ彼は見送られていきました。もちろん私もそう思います。
だけど私は彼がとても生きたがっていたことを知っています。
だからこそ、ものすごく頑張っていたからこそ、今は悔しくて悔しくて仕方がないです。
通夜の席でも悔しさなのか悲しさなのか、ずっと身体がブルブルと震えていました。

彼がいなくなってからなんだか私も無になりました。
なんとか仕事にはいっていますが、家にいるとぼーっと彼の写真を眺めたまま気がついたら１時間以上経っていたり、普通にテレビやスマホを見ている時もあれば突然わっと泣き出したり。それなのにここにきてまで彼が死んだ実感が未だに湧かなかったり。
正直自分で自分が分からなくてとても怖いです。

今までやってきたこと全てから離れたくなり、大好きだったオンラインサロンも退会しました。
もちろん応援する気持ちは変わりませんが、今の自分にはあの場はあまりにもキラキラとしすぎていて苦しくなりました。それにこうなったからそう感じるのか、あの場は自分の居場所ではなかったようにも思います。

他のSNSもやめ、正直エブリスタももうやめてしまおうかと迷いましたが、この場ではたくさんの人に寄り添って頂きました。
コメントをくれた方も大勢いて、彼のために手を合わせてくれ、日々励まし寄り添ってくれる方がたくさんいました。

顔も知らない私にこんなにも声をかけて下さる方が大勢いたことに驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

それに『小説』は彼が一番に応援してくれていたものでした。
いつも「あーもうだめだー」となる私に「ふうかならできるよ」と必ずそう言ってくれました。

恥ずかしさと自信のなさで声を大にしては言っていなかったのですが、私の夢は書籍化です。ゆくゆくは小説ひとつで食べていけるようになれば、と思っています。なんなら本屋大賞と芥川賞もとりたいです。
ほぼほぼ全てを失った今、怖いものは何もない。

とにかく彼が応援してくれていたこの夢だけは絶対に叶えようと、それだけを目標になんとか生きています。
そういう何かがないと、彼のところへいきたくていきたくて仕方がありません。自分の感情が制御できないような状態になります。

先を見ると辛く苦しいので、今は今だけを見ます。
今だけを見て、淡々と生きようと思います。生きることを頑張りはしません。ただただ生きます。
だけど、小説だけは全力で頑張ります。必ず夢を叶えて天国の彼に「やったよ！」と言いたいです。

そのためだけに、淡々と生きますね。

なんだか暗く長くなりましたが、読んで頂き本当にありがとうございました。
ちょっと体調も崩し気味なので思うような更新はできないかもしれませんが、今書いている『魚男』は必ず完結させます！
明日からまたぼちぼち書いていきたいと思っています。
なのでどうかみなさん今後ともよろしくお願いします。
そして本当にありがとうございます。

もう今後、あまり暗いことは書かないようにしようかなと思うので最後に…。

どうかみなさん周りの人を大切に、大切な人を全力で大切に生きて下さい。
どうしても、何をしても後悔は出てしまのかもしれませんが、人はいつ命が尽きるのか分かりません。時間は有限です。会えなくなったあとにどれだけ悔やんでももうどうにもなりません。自分がどれだけ語りかけても、亡くなった人からの返答は一切ありません。自分が生きている限り亡くなった人には二度と会えません。個人的な未来は残っても、その人との未来は一瞬で消えてしまいます。
この私の戯言を、なんとなく覚えておいてもらえたら嬉しいなと思います。

みなさんが笑顔で生きられるよう願っております🌸