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「はい。はい。ええ、もちろん。では。すいませんお二人共、向こうのメッセンジャーがどうやら不機嫌なようで。けど何も問題はありません」
「メッセンジャーって絶対あいつじゃん」
「お知り合いですか? ふてぶてしい感じのイギリス人ですけど」
「お知り合いにはなりたくなかったけどね」
夏喜のリアクションからいろいろと察した宗谷が苦笑いをした。
「さて、君たちがメッセンジャーってことは話は早そうだ。それで、行き先は?」
「んっふっふっ。常夏のハワイよナッちゃん! 久しぶりにナッちゃんの水着が見れる!」
「いや、わたしは仕事だぞ。それにさすがのハワイも二月に水着ってわけにはいかないだろう」
「そこは大丈夫、だって私晴れ女だから! ちなみにアーちゃんもよ。だからわざわざ神託を使うまでないわ!」
「どうでもいい情報ありがとう!」
半日後。数十年ぶりの豪雨に見舞われたハワイの地で絶望の表情をしている藍那であった。
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